研究背景

  ロボット産業は,大きく2つに分けられる 1つは自動車や電子部品を生成する工場などで使用されている産業用ロボットである. 例えば,自動車組み立て用の溶接ロボット,塗装ロボット,電子部品実装機などがある. しかし,産業用ロボット市場は成熟期に入っており,今後の市場拡大は見込まれていない状況にある.

  それに対して,サービスロボット市場は拡大が期待され,注目され始めている. サービスロボットは,産業用ロボットとは異なり,人間との関わり,共存が求められる. すなわち,ヒューマンロボットインタラクション(HRI:Human Robot Interaction)が重要になる. 現在でも,ifbotPaperoを始め,さまざまなサービスロボットが既に製品化されている. しかし,現状では,ロボットが十分な知識を扱えないために,HRIがスムーズにいかない状態が多々ある. この問題に対して,私たちの研究グループでは,オントロジーの視点からアプローチしている.

システム概要

  本研究では,人型ロボットNaoと人の動きをモニタするためのセンサを利用し, 日本語Wikipediaオントロジー,ロボットの動作オントロジー,人間の姿勢オントロジーのアライメントをとることにより, 圧倒的な知識に基づく対話と動作の双方向インタラクションを実現する次世代人型ロボットを提案する. なお,使用する人型ロボットNaoは日本語音声能力を持たないため, Gtalk, SoX, AmiVoice SPを組み合わせた独自に開発した日本語音声インタフェースを利用する. また,認識した文章は,日本語係り受け解析器CaboChaを用い解析する.

動作オントロジー(インスタンスネットワーク)

システム概要